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2012年2月 8日の記事

2012年2月 8日

ちょっとスリル

雪あかりの小樽で4日間過ごして、昨日深夜、無事帰宅しました。

滞在中にブログにいくつか画像を送りました。
まだ他にも画像がありますので(AKYとか)、これから少しずつ載せていきたいと
思いますが、その前に、昨夜の帰路の経過です。

帰りは、小樽17:05発の快速エアポートの海側のUシートを、
前日あまとうにおみやげを見に行った時に買っておきました。
新千歳空港駅18:16着ですので、19:30発のANA76便にゆっくり間に合う

...はずでした。
 

 

小樽駅のホームで、ツイッターで
『間もなく、17時過ぎのJRで小樽を離れます。4日間、いい時間を過ごすことが
できました。小樽の皆さん、どうもありがとうございました!』と送信したのが
16:43 でした。

快速エアポートの席について、切符を前のシートのポケットに入れて、
(これをやっておかないと、発車直後に車掌さんが来て、窓から小樽の
街を見るのを邪魔されてしまうのです)、music clip のイヤホン越しに
「網棚の青い矢印の方向に進みます」と、いつもの案内が聞こえてきました。

小樽を離れる感傷にちょっと浸っていたら、突然、
「千歳線で人身事故が発生したため、千歳線は全線で運転を見合わせています。」
えっ?

一瞬状況がつかめなくて、周りの様子を見ていたら、続いて放送が流れて、
「札幌行きの一番早い列車は隣りのホームの17:11発いしかりライナー江別行きです。
新千歳空港においでのお客様は、いしかりライナーで札幌まで行って、札幌から
高速バスをご利用ください。」
えっ、えっ!
 

アナウンスに従って隣りのホームに移動することにしました。
網棚のコートをとって袖をとおして、バッグを肩にかけて、車両の出口へ...
あっ、切符、切符。 あぶなかった。

いしかりライナーは通路側にまだ空席があって、予定どおり17:11に
小樽駅を発車しました。
いしかりライナーで札幌までどのくらいかかるのか、知りませんでしが、
車内放送で、札幌着18時ごろという案内がありました。

スマートフォンの駅探アプリとメールの情報は、最初の「運転見合わせ」だけで
その後の新しい情報はありませんでした。


私は、札幌の様子がわかりません。小樽の雪あかりに最初から通っていますが、
札幌の街は歩いたことがないのです... googleで「札幌駅 新千歳空港 バス」と
検索して所要時間を見たら、1時間30分ぐらいでした。

いしかりライナーが予定どおり18:00に札幌に着いて、間髪を入れずバスに乗って、
(乗ったと仮定しても、)新千歳空港着はちょうど 19:30。 私の乗るはずだった
夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプを見送ることになります。
それは遠ざかるにつれて次第に星のまたたきと区別がつかなくなって...。(^^;)


今回の小樽滞在の日程は、量徳小のあかりに合わせて早くから決めていましたので、
割引率のいい航空券を買うことができました。でも、他の便に変更がききません。

空港に着いてどうしようかな。お金はたいへんだけど、あとの便がとれるかな。
ダメだったら、泊るところがみつかるかな。それもダメだったら、札幌に戻って、
どこかホテルを... あ、ダメだ。さっぽろで今なんかイベントやってる... (^_^;)

今から思えば、小樽で最初の情報が入った時、「じゃ、小樽にもう一泊」という判断が
正解だったのかもしれません。小樽もイベント中ですが、ずっとお世話になってる
ふる川に事情を話して泣き付いて、満室なら布団部屋かどこかで...。

あ、それもダメだ。 みんな送っちゃった...。


去年体調を崩してから重い荷物を持つことに恐怖感があって、と先日このブログに
書いたら、hkotswさんに宅配便で送ればいいと教えていただいて、
往復とも宅配便を使うことにしました。
防寒対応の予備の着替えも、洗面セットも、今頃はヤマト運輸さんが運んでます。(^^;)

そんな考えがぐるぐるまわっていると、車内放送で、
「いま、千歳線は18時ごろ運転再開できそうだと情報が入りました。詳しい情報が入りましたら
またお知らせします。」
おっ!

いしかりライナーは定刻どおり札幌駅に着きました。

ホームから下に降りてトイレを済ませて、エアポートのホームに行って様子を見るか...
と考えていたら、構内放送で、
「千歳線は運転を再開しました。快速エアポートご利用のお客様は、6番線にお急ぎください」

階段を駆け上がって、ホームに入っていた快速エアポートに飛び乗りました。
運転を見合わせていた17:55 発のエアポートで、これが運転再開後の最初の列車でした。
18:05ごろの発車でした。


車内はラッシュの時間帯のようにぎゅうぎゅうで、Uシート車両の通路も開放するという
案内がありました。私が持っていたのは、デジカメとケータイの充電用バッテリーセットと
小物が少し入るぐらいの小さいショルダー1個だけです。正解でした。
大きな荷物を持っていた人は、次の列車を待つしかなかったような状況でした。

大混雑の車内で、飛行機の予約変更の電話をかけてる人がいました。私はその手が
使えないので、行ってみないとわかりません。不安が募るだけでした。
やがて車内放送があって、「新千歳空港着は、19:00頃の見込みです」
やったね! 19:30発の ANA76便に楽勝、楽勝!!
 

北広島でたくさん人が降りて、車内は少しすいて、ようやく隣りの人と
ぶつからない程度になりました。そうだ、塩谷中学校の校長先生はここに
転勤になったんだ。いつか機会があったらここで降りて、またお会いしたいな
と考えました。

しばらくして、また車内放送が。
「この先、前に詰まってる列車の状況によっては、さらに遅れも予想されます。」
わっ!!

        ☆


でも、結局、快速エアポートは18:55分ごろ新千歳空港駅のホームに入りました。
エスカレータを駆け昇る人を見過ごしながら、手荷物検査場へ。
出発が迫った便の利用者を探す声が何回も聞こえてましたが、私は十分間に合いました。

ANA76便は、予定より少し遅れて、羽田に到着。
(今ネットで調べたら、21:10 到着予定が、21:27到着でした。)

リムジンバスのチケット販売機に行ったら、次の発車は10分後でしたが、
ひとつ見送って、ゆっくり帰ることにしました。
ケータイのメールを開いたら、お土産に送った小樽ビールが届いた、
というメールが入っていました。 嬉しい瞬間でした。
 

というわけで、今回はスリルを楽しめた帰路でした。

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