(1)海鳴楼のツタ

「小樽の秋を訪ねるのは難しいかもしれませんね。初秋や晩秋という区別をするのが難しくて、夏が少しあとを引いてすぐ冬になっていく感じですから。その短い秋にこちらでは観楓会の宴を楽しむんですよ。」「8月のお盆が過ぎると、そろそろ冬支度という気分になります。」

以前、地元の方からこんな話を聞いて、いつか小樽の一瞬の秋を訪ねてみたいと思っていました。

いつものように、小樽駅から中央通りを下って中央橋へ。ホテルに荷物を置いて海鳴楼に行ってみました。去年、根元から切られてしまった海鳴楼のツタはすっかり元気になっていて、鮮やかに色づいていました。
(→『新緑の小樽へ 2003年5月』

「小樽の秋を訪ねるのは難しいかもしれませんね。初秋や晩秋という区別をするのが難しくて、夏が少しあとを引いてすぐ冬になっていく感じですから。その短い秋にこちらでは観楓会の宴を楽しむんですよ。」「8月のお盆が過ぎると、そろそろ冬支度という気分になります。」

以前、地元の方からこんな話を聞いて、いつか小樽の一瞬の秋を訪ねてみたいと思っていました。

いつものように、小樽駅から中央通りを下って中央橋へ。ホテルに荷物を置いて海鳴楼に行ってみました。去年、根元から切られてしまった海鳴楼のツタはすっかり元気になっていて、鮮やかに色づいていました。
(→『新緑の小樽へ 2003年5月』

山側の窓に置いた「ツタを切ってしまった人へ」のメッセージが隠れてしまうほど、葉が茂っていました。


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