(14)小樽運河

今回の滞在中も何回か運河の散策路を歩きました。雪あかりの時は、ガス灯の光の中に舞う雪を見上げたり、足元のスノーキャンドルのほのかな灯りを見つめたり、水面に浮かぶ浮玉キャンドルの光景に息をのんだり... 灯りをひとつひとつ楽しみながら歩くのですが、今回はすっと歩いてしまったという感じです。

それでも、今の季節は散策路にフラワーポットが置かれ、向こう側の倉庫の壁にはツタが青く茂っていて "色がいっぱいある!" という感じでした。新緑の運河を渡る潮風も感じることができました。




その後、運河のガス灯が2003年6月16日・17日に撤去されました。
7月20日ごろには点灯できるように再設置の工事が進められるとのことです。

道新のホームページの記事(6月18日)によると、6月11日、ガス灯が運河側に傾いているのを観光客が気づいて通報して、小樽土現(北海道小樽土木現業所)が調査したら、ガス灯の根元部分が腐食していたので、観光客の安全のため24基を撤去した、ということです。

2022.9.29 追記です. 上の小樽土現はリンクが切れています。2010年4月に道の14の支庁が9つの総合振興局に再編成されて、 その時に小樽土木現業所は北海道後志総合振興局小樽建設管理部となったそうです。

道新のホームページの記事(6月18日)によると、6月11日、ガス灯が運河側に傾いているのを観光客が気づいて通報して、小樽土現(北海道小樽土木現業所)が調査したら、ガス灯の根元部分が腐食していたので、観光客の安全のため24基を撤去した、ということです。

2022.9.29 追記です. 上の小樽土現はリンクが切れています。2010年4月に道の14の支庁が9つの総合振興局に再編成されて、 その時に小樽土木現業所は北海道後志総合振興局小樽建設管理部となったそうです。


今回撤去されたのは道が管理しているガス灯の全部で、市が管理している北運河のほうは今後調査するということでした。その後の記事(6月20日)によると、小樽市の土木事業所が6月19日に市管理のガス灯のうちの4基を調査したところ、こちらは特に異常はなかったとのことです。(市が管理しているのは、浅草橋街園・運河プラザ前・竜宮橋から先の北運河の39基だそうです。)

ガス灯は青銅製で、道が管理しているものは鉄製の基礎に固定されていたのに対して、市が管理している方はコンクリートにボルトで固定してあるそうです。北ガスもガスの供給を止めているのか、NTT北海道のライブカメラの画像を見たら、浅草橋街園のガス灯も消えていました。

撤去されたことを知った時は、もし新しいガス灯を建て直すのならば、以前と同じデザインで同じ位置に復活するといいと思っていました。基礎部分の工事をして一か月ほどで元のままに復旧しそうです。運河のガス灯は、ここを歩いたたくさんの人々の心に刻まれていることでしょうから、再設置のニュースを聞いてうれしく思いました。