2009/02/22 (日曜日)
小式部内侍
「大江山いく野の道の...」と、上の句が読まれたら、
「まだ文も見ず...」の下の句の札を取る――
そんな気取ったことをしないで、ずばり下の句を読んで下の句の札を取る、
それが北海道の「下の句かるた」。
ということを、私はつい先月まで知りませんでした。
そろそろ旅行カバンの支度をと思った1月下旬、出先で手にした新聞で
歌が書かれた札の写真を見て、ああっ、そうだったのか!と気がつきました。
上の画像は運河の宿おたるふる川のルームキーです。
カナルJ・Bインから今の名前に変わって、間もなく6周年。
今まで何度も手にしているのに、これが下の句かるただったのを知りませんでした (^_^;)
「今までずっと知らなかったんですけど、これ、かるたなんですね」と
帳場で言ったら、「そうなんですよ。」と笑って答えてくれました。
ふる川では、スタッフの人がストーブでろうを溶かしてワックスボウルを
作っていました。私の滞在中もずっと玄関前にあかりがともっていました。
カナルのルームキーのレプリカと、2001年の雪あかりの時の様子です。
☆
百人一首では、周防内待の「春の夜の夢ばかりなる手枕に...」の歌が好きですが、
だいぶ前、式子内親王に興味を持って「式子内親王御歌集」という本を買ったことが
あります。(例によって書棚の奥にもぐってます。)
その式子内親王をネットで検索したら、次の歌がみつかりました。
夕まぐれそこはかとなき空にただ
あはれを秋の見せけるものを
小樽の石川恵さんもこの歌をご存知だったのかもしれません。
リンクです。
● 石川恵の「恋する暮らし」 雪の小樽の夕まぐれ
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