2010/11/04 (木曜日)
冬が来る前に、もう一度...
今日は11月4日。
小樽市分庁舎のポプラが伐採されてから1か月が過ぎました。
地元の方々の思いに比べれば、旅行者の私の寂しさなどは小さなものかも
しれません。それでも、初雪の前にもう一度あのポプラに会いたかったなと、
しみじみ感じています。
今はもう何を言っても空しいだけですけれど。
*
ともかくも ――
中断していた6月の小樽滞在記は、もう少し書いておきます。
当日、ケータイで送信した時にも書きましたが、ロープウエイのきっぷ売り場で
「山頂は霧がかかっていて、景色は見えませんけどいいですか?」と聞いてくれました。
登ってみたら、霧の中に天狗桜が浮かんで幻想的でした。
以前から比べると、大きな枝がなくなって木が小さくなったような感じです。
見る角度によっては中央の「しん」がなくて、枝が左右のかたまりに分かれて見えます。
今年の春、その形を「ハート型の桜」と書いたブログをいつくか見つけました。
樹形が目立たないように、桜の花を少しアップで写している人もいて、天狗桜が
みんなに愛されていることがわかりました。
あの日、霧を集めた水滴が桜の実に光って、木の命が輝いているように見えました。
s.fujino : 2010年11月 4日 00:05
/ 小樽へ
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