2011/02/02 (水曜日)
海がある小樽の人々は樹木には冷たいのかと思ったけれど
手宮線わきのポプラが伐採されて明日で4か月になります。
当時、ネットで見た限りでは、安全性が問題になったようですが、
私には、新しいものを作るために邪魔にされたとしか思えませんでした。
好きだったポプラが切られてしまって、小樽の街への気持ちがいっぺんに
冷める思いでした。
11月の小樽への旅はポプラ伐採計画を知る前に予約していました。
キャンセルしようかと考えましたが、複雑な思いのまま出かけました。
小樽でお会いした方々に「ポプラ、切られちゃったんですね」と話しかけたら、
どこでも、ポプラを惜しむ言葉が返ってきました。
でも、あのポプラはもうありません。「海の町だから、木には冷たいんですか」と
言ったら、この場所を教えてくれた人がいました。
11月16日、初音橋から花園グラウンドに回った時に見に行きました。
小樽桜ヶ丘球場の下です。道路の中央に立派な木が立っていました。
ブナの仲間のミズナラか、カシワの木でしょうか。
(先日のスナップ集の中に幹と葉のアップの画像がありますので、ご存知でしたら
教えてください。)
桜ヶ丘球場からの帰り道に、市民会館に寄りました。
そう言えば...と思い出して、翌17日、なえぼ公園に行く前に、ここに行ってみました。
なえぼ公園の裏手の道路です。地図を見たら、ちょうどこのあたりが清水町と
赤岩2丁目の境になっていました。
2009年7月に初めてこの木を見たのですが、その時は暑さのなかで、
写真を撮るのを忘れていました。
どれも見事な木です。道路や建物を作る時に邪魔にされ切られてしまっても
仕方がなかったと思いますが、今も立派にそびえています。
この木々を残したいと願った人々、残すために努力した人々がいたことを知って、
嬉しい思いでした。
昨年11月の小樽滞在記は、これでおしまいです。
☆
二月の小樽は雪あかり ――。
今年は私にとっても13回目の小樽雪あかりの路です。
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