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2012-03-08 (木曜日)
はちとオータムストーン
2月4日、量徳小の1日目の雪あかりを見たあと、はちに行きました。
小樽雪あかりの路は、キャンドルに火がともって間もないころの、
雪も影も青い時間帯が一番美しいと、いつも思っています。
滞在中3回のチャンスの青い時間帯にどこに行くかを考えるのが、
毎年難しくて楽しい問題です。 今年の1日目は量徳小に決めました。
暗くなってしまったら、あとは急がなくても、どこへ行っても同じ...
というのは言い過ぎですが、量徳のあかりを見ることができたので、
はちでゆっくりしてから運河に向かうことにしました。
小樽に「はち」という名前の喫茶店があるのを知ったのは1999年です。
それから14年目の、初めてのはち訪問でした。
1999年2月、日帰りで初めて小樽を訪ねた日の記憶がまだ新しいころ、小樽に
「オータムストーン」(the autumn stone)というバンドがあることを偶然知りました。
もう少し詳しく知りたくて、ネットの掲示板に書き込んでみました。すると、
ここで話題にしてみたらどうでしょうか、と紹介されたのが「小樽ML」でした。
小樽MLは、メールで 1:1 ではなくて、1:多(自分からみんなへ)の
コミュニケーションが継続して楽しめる、会員登録制の「メーリングリスト」です。
私は24人目のメンバーとして参加しました。
小樽の地元の方々を中心に、ふるさと小樽を離れて地方で暮らしている方々も加わって、
毎日のように楽しいメールが交換されていました。
総合体育館のグランドと堺町と運河しか知らなかった駆け出しの小樽ファンの私は、
小樽MLの話題の広さと深さに目を回していました。
その頃、怒涛のようなメールの間を縫って私が送信した2通目のメールです。
Date: Sat, 20 Nov 1999 13:50:15 +0900(注)当時、小樽MLはASAHIネット内に開設されていました。
From: Shoichi Fujino <fujino@kt.rim.or.jp>
X-Mailer: Mozilla 4.7 [ja] (Win98; I)
To: MLotaru <otaru@ml.asahi-net.or.jp>(注)
Subject: [otaru 288] オータムストーン
こんにちは。藤野@千葉/まつど です。
こちらでは、先日木枯らし第1号が吹いて急に寒くなりました。
ここ数日はまた小春日和に戻って、暖かい日が続いています。
小樽はいかがでしょうか?
このMLを知るきっかけだった the autumn stone ですが、その後
どうしてるか気になってたのですが、今夜のCDTVに出るそうです。
TBS系列ですから、そちらではHBC(9)でしょうか。
そのころ受信したメールから「はち」を検索してみたら、1999年12月に、
「オーディオ・ファンでしたら、小樽においでの際は、富岡の喫茶店「はち」のスピーカーをご覧下さい...」
というメールがありました。
年が明けて、雪あかりの小樽にもう一度行ってみたいと思って、
メーリングリストで小樽の喫茶店のことを聞いたら、いつくか教えていただいた中に
はちの名前がありました。
「コーヒーは是非とも「はち」でどうぞ!! ... 小樽駅より少し坂を上りますが、富岡町の散策もなかなかですよ。」
その年、2000年2月は、はちを訪ねる機会がないまま、11月になって、
はちが富岡町を離れなければならないという「名店閉店情報」がありました。
そして、2001年4月8日に富岡での営業を終え、4月14日に住吉町に移転して開店したことを知りました。
「無事開店し、しかも素敵な店で本当に良かったです。」という報告がありました。
その後、はちの名前は忘れかけていたのですが、昨年、ブログを検索していて、
『「はち」走り書き』をみつけて、懐かしく思い出しました。
最初の年は喫茶店が見つけられなくて駅のレストランに行ったのですが、
今では行きたい店がたくさんできてしまったので、はちの場所も確かめないまま、
いつか機会があったら... ぐらいに考えていました。
☆
今年の小樽の初日は、夕方量徳小に行って、それから、どこか喫茶店に入ってひとやすみして
運河に戻りたいんですが...と相談したら、
「あの辺なら... はちとか... 」と教えていただきました。
あっ... はち !
☆
14年越しの初めてのはちは、コーヒーが美味しく、落ち着ける素晴らしい店でした。
また今度行きます。
今回は、店の外は帽子に積った雪を払うのに気をとられて、店の中は話が進んで、
写真を撮るのを忘れてしまいましたので、画像の代わりにリンクです。
● 喫茶店はち
(Deep in Otaru の deepに小樽を知るIII から。 富岡時代は とみおか はち に。)
● 自家焙煎珈琲 はち「山の上坂からの便り」(はち ホームページ)
● 「はち」走り書き
☆
それから、オータムストーンです。
最初に聴いた 『君がいなかったら』 をぜひ載せたかったのですが、誰かに貸したままなのか、
次のアルバムも見つかりませんでしたので、Good-bye Ram's Hill です。
『中央特快』『光の射す場所』も入っています。
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