2010/02/03 (水曜日)

豆まきは袖振大豆

鬼のお面をつけたパパに向かって子供たちが...もしかしたらママも一緒になって、
豆をぶつけて興ずる...
今ではこんなふうに家族で楽しむことも普通になったのかもしれませんが、
私の子供の頃は、節分の豆まきは女子供ではなく家長がやるものという時代
でした。

あの夏の絵日記を書いていた頃、私の家のまわり一帯は雑木林と畑の間に
まばらに人家がある静かなところでした。
毎年、父の豆まきの声が300メートル以上離れた父の実家まで聞こえたと、
叔父たちから聞いたことがあります。

子供の時、突然の事故で父を亡くして、女と子供だけになった我が家で、
節分の豆まきは長男の私の役目になりました。

父がいなくなって迎えた最初の節分の夜、母は7歳の私に「今年からお前が
まくんだよ」と言って豆まきのかけ声を教えてくれたのだと思いますが、
記憶がありません。
ただ、何度も「もっと大きな声で」と言われたことだけは覚えています。
その時の母の耳には、一年前の父の声が聞こえていたのかもしれません。

そんな幼い日のことを懐かしくいとおしく思い出す節分の夜です。

スーパーでみつけた節分の豆は、北海道産の「袖振大豆」です。
小皿にとって、今年も父母の仏壇に供えました。

s.fujino : 2010年2月 3日 21:51 / memories

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