2008/06/25 (水曜日)

ゲーテ格言集

『賢い犬たち』を注文した時についでに頼んだ本が、今日届きました。
『ゲーテ格言集』(高橋健二訳、新潮文庫版)です。

6月16日付け『毎日新聞』くらしナビ面のコラム「ムムムの目」に取り上げられていました。
格言集に素直に向き合える歳でもないとは思いますが、読んでみたいと思ったのは、
「ほとんど天界からの声のように思えるほどである」、と前置きして
こんな言葉が紹介されていたからです。

    気もちよい生活を作ろうと思ったら、
    済んだことをくよくよせぬこと、
    めったに腹を立てぬこと、
    いつも現在を楽しむこと、
    とりわけ、人を憎まぬこと、
    未来を神にまかせること。

「警句的」という詩集の中の言葉であると文庫で解説されています。
上の引用は今の新潮文庫版からです。毎日のコラムは表記が少し異なっていました。
筆者の原田宗典さんは、平成元年の改訂版よりも前の版から引用されたのかもしれません。

この中の、済んだことを... いつも現在を... 未来を... の部分に特に心をひかれました。

 
    ☆

格言と言えば、こんなのもありました。

    やってみろ。しくじったら、うまくしくじれ。

フランスのノーベル賞作家サミュエル・ベケットの言葉だそうですが、
私は読んだことがありません。
ドラマの中で BAU のギデオンが言っていました。

先日第2シーズンの放送が終わった「クリミナル・マインド FBI 行動分析課」の
第1シーズンが今週から再放送されています。その第1話に出てきました。

いつもストーリーの面白さにのめりこんで見ていましたが、再放送を見ると
格言、名言が毎回いくつも出ていたのに気づいて、また楽しみが増えました。

    ☆

amazon の "あわせて買いたい" に乗せられて、『ゲーテ詩集』も
あわせて注文してしまいました。
本棚のどこかに古い文庫本がもぐっているはずなのですが(^_^;)


高橋健二訳は版を重ねて親しまれた名訳なのだと思います。
でも、私が初めて知った「野の小バラ」の訳は、

    野にひともとバラが咲いていました
    少年はそれを見るより走りより...
    ...
    ...
    折るなら刺します ゆめお忘れないように


「ミニヨン」は

    君知るやかの国...
    ...
    竜のうから棲み...
    ...
    ミルテは静かに桂は高く聳ゆ
    ...
    ...
    いとしき人よ君とともに行かまし...
    
  こんな言葉がありました。

記憶がとぎれとぎれで、誰の訳なのもかわかりませんが、いつかもう一度
この訳をみつけて読んでみたいと思っています。
この詩を教えてもらったのは、もうずっと昔、私が高校の時のことでした。

その頃読んだ河出書房新社の赤い装丁の世界文学全集『若きウェルテルの悩み』が
今もあります。
いつか懐かしく読み返すことがあるかと思ってずっと大切に持っていますが、
なかなか再読の機会がありません。
人生の回顧はまだ早いぞ、ということなのかもしれません。

    ☆

amazon から後日配送すると連絡があった webmistress さん他訳の
『賢い犬たち―最良の友から学んだこと―』が、別の梱包で一緒に届きました。
さらっと読めそうですが、じっくり読むと読み応えがありそうです。
感想はまた後日ということに。

s.fujino : 2008年6月25日 21:49 / books / memories

コメント

 

ゲーテの格言集,fujinoさんが引用した言葉にハッとさせられました。

仕事がら,いつも腹を立て,過去を振り返り,人の愛憎に接する機会が多くて自分を見失いそうになりますが,そんなときに思い出したい言葉です。

大切なものを忘れないように…,私もたまには素直な気持ちで格言と向かい合ってみます。

投稿者 ぜんまいねずみ : 2008年6月30日 21:26


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